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ご挨拶。 [日記]

初めまして。 mizと申します。
3月末をもちまして閉鎖となりました某SNSサイトより、こちらへ引っ越して参りました。
以前のブログでは仕事が忙しいことにかこつけて随分と長い間
放置状態が続いていたのですが、これを機に再び
日々のんべんだらりと過ごしている間に感じた様々な思いの
断片だけでも文章として形に残していければ。。。
と思っております。

やっぱり書いていない事はすぐ忘れるんですよねぇ(笑)。

SN3J0184.JPG

まだまだわからない事だらけですが、とりあえず皆様
どうぞよろしくお願い致します。


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横尾忠則全ポスター展@国立国際美術館 [アート]

長いお盆休み明けからいきなりキツイ一週間でした。
ぐうぅっ。。。
さて前回日記から、また随分月日がたってしまいました。
プライベートでは割とあちこち動き回ってはいるのですが
とりあえず昨日7月最後の土曜日(古っ!!)に行ってきた
展覧会についてです。



◆横尾忠則全ポスター展
 The Complete Posters of Tadanori Yokoo
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【会場】 国立国際美術館(大阪・中之島) [Link]
【会期】 2010年7月13日(火)~9月12日(日)

確かついこのあいだ兵庫県美でも大きな展覧会があった
ばかりでしたね。見逃して残念に思っていました
日本のグラフィック・デザイン界の大御所、横尾忠則さん。
今回は横尾さんがこれまでに手がけたポスターに焦点を絞り
800点を超える全作品を一堂に集め展示する企画展です。

エスカレータを降りた地下3Fの会場入り口では三つの
タワー状に配されたポスター群と、奥の壁には
巨大なイラスト(例のチラシの黒覆面の女性)がお出迎え。
いきなりインパクト大。展覧会でも掴みは重要ですね~!

中の会場は年代順にこれまで横尾さんが手がけたポスターを
展示していく構成だったのですが、さすがにキャリアの長い
横尾さん。おなじみの極彩色の作品が天井の高い美術館の壁を
縦横無尽に覆い尽くしている光景は壮観でした。
出品目録も一面字だらけですよ。

学生の頃は強烈な色彩がちょっと苦手だったのですが
今回じっくり観てみて、いや~、何であれだけの強烈な
色彩を操りながらデザイン的に破綻していないのか
思わず唸ってしまいます。
細かなモチーフにも楽しいデザインがそこかしこに
散りばめられていてました。

横尾さんのポスターは、クライアントの内容よりもまず
”横尾忠則”という個性が真っ先に目に飛び込んでくる
ような、独特の世界がありますね。
下手したら何のポスターか憶えていないような(笑)。
あのごちゃ混ぜ感は、ある種日本人の持つ感覚をとっても
よく表現しているのかも知れません。
今回、個人的には西洋と東洋の宗教画をミックスしたような
作品が良かったなぁ。

会場にはデザイナー志望風の若い方の姿を数多く見かけ
相変わらずの人気振り。
衰えぬ創作意欲をまのあたりにして非常に元気を貰った
ような、そんな展覧会でしたよ。

実はこの時期会場ではもう一つ、束芋さんの個展があった
のですがゆっくり観過ぎて時間切れ。
とっても良いという噂を聞いていただけに残念でした。
忘れずにまた出直さなければ。。。!





お昼ご飯抜きで観ていたので空腹MAX!!
帰りに美術館のすぐ近くにあるお店『カンティーヌ』で
早めの晩御飯。
肉と白インゲンを煮込んで仕上げにオーブンで焼く
フランス南西部の郷土料理「カスレ」のセットを頂きました。
鶏肉と豚肉、ソーセージまで入ってボリューム満点。

けど、やっぱりポトフのセットにすればよかったかな?
もう若くないな~



このところ何故か紅茶にすっかりはまっています。
お茶の葉を切らしていたのでもう1件だけ寄り道。
大阪・中之島で紅茶といったら老舗『MUSICA TEA』ですね。
今回はゴパルダラ茶園産ダージリンのセカンドフラッシュで。
香りが強めの、いかにも紅茶!という感じが好みです。
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旬の味覚 [日記]

ここしばらくすっきりしない日が続いていますね。
雨の季節もいよいよ後半戦といったところでしょうか。
梅雨明けが待ち遠しい。。。

さて、今年も母方の実家の山形からさくらんぼが届きました!
嬉しいですね~
高くて自分ではとてもとても買う気になれないですから(笑)。



今年は大粒で身も締まっていて凄く美味しいような気がします。


山盛り!

私の好きなFreeTEMPOこと半沢武志さんプロデュースの
女性ヴォーカリストSAWAさんのミニアルバム『COLORS』から
1曲ご紹介。
うーん、さすが半沢さんですね。いい感じ。
こんな曲を聴きながらゆったり自宅カフェ気分で過ごせば
体感気温が2、3℃下がりそう。

さくらんぼが届けば夏まであともう一息です。

『Green』 ~ SAWA

死なないための葬送~荒川修作初期作品展@国立国際美術館 [アート]

ルノワール展の後は国際美術館のB2フロアで開催中だった
もう一つの展覧会を観てきました。
ニューヨークを拠点に活躍する美術家荒川修作さんが
1961年12月に渡米するまでに日本で制作した初期の立体作品
20点あまりの展示です。



死なないための葬送 - 荒川修作初期作品展
 Funeral for Bioengineering to Not to Die -
         Early Works by Arakawa Shusaku
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【会場】 国立国際美術館(大阪・中之島) [Link]
【会期】 2010年4月17日(土)~6月27日(日)

初めてお名前を意識したのは、確かTVで観た
岐阜県養老町にある荒川さんが企画・設計したテーマパーク
「養老天命反転地」(Link)の紹介番組だったでしょうか。
すり鉢上の箱庭に、エッシャーやデ・キリコの絵の中の世界
を再現したような不思議なオブジェや建物が並ぶ景観に
是非一度訪れてみたいものだと思ったものです。

また、岡山県の奈義町現代美術館[Link]にも
建築家の磯崎新さんとのコラボレーションによる
「遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体」
という円柱の部屋の側面に龍安寺の石庭を配した作品
(写真を見ただけでちょっとめまいがしそう。笑)もあり
何となく斬新な建築家のイメージが強かったので
会場を訪れるまで今回のシリアスなイメージのオブジェの作者と
全く一致しませんでした。
パンフレットを読んで初めて「あ、そうなんだ~!?」

棺のような木箱に丁重に横たえられた奇怪な石板の数々。
「抗生物質と子音にはさまれたアインシュタイン」
「オパーリン博士の祈り」
「ワックスマンの胸」
「無題」…等々
作品との関連付けを敢えて拒絶するような題名のオブジェが
並びます。
単身アメリカに渡る前にどんな事を考えながらこれらの
作品を制作したのでしょうか…。

古くから世の東西を問わず、埋葬の儀式は死者の復活や
来世での再生等の願いが込められていますが
意味を排したオブジェを埋葬する事により、新たな表現の
飛躍を試みようとする荒川さんの創造の軌跡が観て
とれるような気がします。

その後活動拠点をNYに移し
(渡米直後にマルセル・デュシャンと会見してるんですね)
パートナーの詩人マドリン・ギンズさんを得て
文字や記号を取り入れた「ダイヤグラム絵画」、更には
芸術や科学、哲学を巻き込んだ建築や庭園、都市設計へと
創作活動を広げていく事となります。。。

隣の展示室では『荒川修作と1960-70年代の美術』
と題してちょうどこの時代に隆盛し始めたポップ・アート
ネオダダ、ヌーヴォー・レアリスム、フルクサスなど
既存の表現形式にとらわれない様々な様式の作品が
紹介されていました。
壁を飾っていた荒川さんの巨大なダイヤグラム絵画にも
びっくりです!

あ、その中にちょっと気になった作品がありました。
オランダのアーティスト、ヤン・ディベッツ(Jan Dibbets)さん。
複数の写真とドローイングを組み合わせた
「三枚の写真(遠近法の修正)」(1968)
「サン・カッシャーノの天井」(1979)
なかなか素敵でしたよ。
展示作品とは違いますが…→[Link ]

※先日、荒川修作さんが2010年5月19日ニューヨーク市内の
 病院にて急逝された事を知りました。
 謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
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ルノワール~伝統と革新@国立国際美術館 [アート]



相変わらず更新が滞っております。
一度止まってしまうとなかなか再開できないものです。
う~む。。。
暫くはリハビリ期間という事で…。

GWも間近の4月28日金曜日。
この日は大阪・中之島の国立国際美術館まで行ってきました。
お目当ては『ルノワール - 伝統と革新』展。
1月から4月初旬まで東京の国立新美術館で開催されていた
企画展の大阪巡回です。
巷に図版が溢れているせいか、何となく観た気になっている
ルノワールでしたが振り返れば大規模な回顧展を訪れるのは
今回初~
まとまった数の作品を一度に目にすることができる絶好の機会。
数年前に京都近代美術館で開催された『ルノワール+ルノワール』
展は見逃しましたしね

近年は視力低下のため作品解説のボードを読むのがしんどいので
素直に入り口で音声ガイドを借りました(笑)。
ナレーション担当は松坂慶子さん。
クロード・ドビュッシーの『世俗の踊り』やルノワール夫妻と
交流のあったエマニュエル・シャブリエの『アルバムの一葉』など
同時期に活躍したフランス人作曲家の音楽をBGMに
穏やかな解説が流れます。

さて、展示は
『第Ⅰ章 ルノワールへの旅』
『第Ⅱ章 身体表現』
『第Ⅲ章 花と装飾画』
『第Ⅳ章 ファッションとロココの伝統』
の四部構成、総数約80点あまり。
平日だというのに大変な賑わいでした。


「新聞を読む、クロード・モネ」(1872年)

親交のあった印象派の盟友クロード・モネの肖像。
友人を見つめる穏やかな視線がうかがえる良い絵です。


「アンリオ夫人」(1876年頃)

柔和で優しい雰囲気が好みです。
アンリオ夫人ことアンリエット・アンリオは
当時オデオン座に出演していた女優さんで
1870年代のルノワールのお気に入りのモデルの一人。
少なくとも11点のルノワール作品に描かれているそうです。

作風が大変華やかなのでルノワールって裕福な家の出身
なのかな?と勝手に思い込んでいたのですが、父は
仕立て職人、母はお針子、ルノワール自身は磁器の
絵付け職人から出発した事を知りちょっと意外でした。


「団扇を持つ若い女」(1879-1880年頃)

確か東京展のチラシに使われていましたね。
いかにもルノワール的、といった感じでしょうか。
現物の色はもっとずっと素晴らしかったですよ。


「アルジェリアの娘」(1881年)

ルノワールが40歳の頃に、当時フランスの植民地だった
北アフリカのアルジェリア旅行の経験を基に描かれた作品。
オリエンタルな衣装のきらびやかな色彩が目を惹きますね。


「ブージヴァルのダンス」(1883年)

縦181.9×横98.1cm、会場で一際異彩を放っていました
堂々たる作品。
オルセー美術館所蔵の「田舎のダンス」「都会のダンス」と
共にダンス三部作と呼ばれています。
モデルはシュザンヌ・ヴァラドン。
後にモーリス・ユトリロの母となる女性です。


「ジュリー・マネの肖像」(1894年)

ジュリー・マネは、画家エドゥワール・マネの弟ウージェーヌ
と女流画家ベルト・モリゾの子でこの時は16才。
若くして両親を失いルノアールが後見人の一人となりました。
ちょっと沈んで見える表情はそのせいかな。

そういえばお母さんのベルト・モリゾをマネが描いた傑作
「すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ」
は現在東京の三菱一号館美術館で開催中の
「マネとモダンパリ」展で展示されていますね。
(7月25日まで。うぅっ、何とかして行きたいなぁ…)


「麦わら帽子の少女」(1885年)

ルノワールらしからぬタッチに目が留まりました呉市立美術館
所蔵の作品です。
前出の絵のモデルの、8歳の頃のジュリー・マネを描いた
「ジュリー・マネ(猫を抱く子ども)」(1887年)
というとても可愛らしい作品があるのですが
風貌がよく似ている気がします。モデルはジュリー?


「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」(1880年)

さて、本展覧会のハイライト、通称”可愛いイレーヌ”。
なんと珍しく大阪のみの特別展示です。

ふんわりとした栗色の巻き毛。
蒼いリボンと真直ぐ前をみつめる瞳、薄紅色の頬と唇。
暗緑色の背景より木漏れ日を浴びて輝かんばかりの
イレーヌ嬢の姿に感動の一言!

うーん、やっぱりルノワールは身近な人物や依頼されて
描いた肖像画が好みです。
(水浴のシリーズはちょっと。。。笑)
こうして並べてみると同じ人物を主題とした絵でも
様々な表現方法を試みているのですね。

「幸福の画家」ピエール=オーギュスト・ルノワール。
花と新緑の美しいこの季節にぴったりの展覧会。
とても楽しく拝見しました。

ルノワール - 伝統と革新
    RENOIR - Tradition and Innovation
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【会場】 国立国際美術館(大阪・中之島) [Link]
【会期】 2010年4月17日(土)~6月27日(日)
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ナカノシマ大学。 [本]

先週の金曜日、大阪の中之島エリア周辺を紹介する
『月間島民』というフリーペーパーが主催する
ワークショップに行ってきました。
題して「ナカノシマ大学」。
毎月一回程度、大阪の商業、文化の中心地である中之島に
ゆかりのある大学や企業から講師を招いて講演会や
街歩きツアー等を企画しているそうです。
大阪市が協賛してるのかなぁ。どうなんでしょう?

今回は人類学者で多摩美術大学芸術人類学研究所所長の
中沢新一さんと浄土真宗本願寺派住職の釈徹宗さんを講師に
迎えての講演会です。
昨年4月に大阪中之島にある国立国際美術館で開催された
杉本博司さんというアーティストの展覧会でご本人の
トークイベントに参加する機会があり、その時ゲストとして
招かれていて、とても面白いお話のやり取りを聞かせて
くれたのが中沢新一さんでした。

この日の講義は縄文時代の地形図を片手に現代の東京を考察する
中沢さんの著書『アースダイバー』の大阪版。
何でも今から約5500年ほど昔の「縄文海進期」と呼ばれる時代の
東京は、温暖化による海水面の上昇で現在より遥か内陸まで
複雑な入り江が広がっており、その頃岬の突端や深い谷の
奥底だった場所には決まって古墳や社寺をはじめ、大学や病院
放送施設、ラブホテルなどが点在するそうです。
いわゆるパワースポット?

スライドで約5500年前の大阪府の地図を見ながら
(大阪中心部は、ほぼ海の中ですなぁ。。。)
民俗学、考古学はもとより政治・宗教、果ては経済学まで
多岐に渡る豊富な話題で今回も知的好奇心をくすぐるお話を
沢山聴く事ができました。
「昔から神社やお寺の場所が変わっていない(変えられない)
 東京と比べて、大阪の場合は比較的大胆に動かしているのだけど
 それでも本質的には変わらない。
 一体性を損なわないのが特徴的で面白い。」
というお話はとても興味深かったです。


『アースダイバー』 ~ 中沢新一

『週刊現代』での連載をまとめたもので、今回の講義に備えて
近くの図書館から借りてきました。(買いなさい!)
NHKで放送していた『ブラタモリ』がお好きな人にお勧め。
この夏再び『大阪版アースダイバー』連載がスタートするそうですよ。


『カイエ・ソバージュⅠ~Ⅴ』 ~ 中沢新一

合わせて中沢さんの御本を何冊か借りてきました。
大学での「比較宗教論」の講義録全5巻シリーズ。
神話は決して荒唐無稽な夢物語ではなく、世界の在りようを
理解しようとする古代の人々の知恵やバランス感覚を見事に
表しているものなのですね。
正に”人類最古の哲学”。
利潤や合理性ばかりを追求する私たち現代人にとって
非常に学ぶべき点が多いです。

『アース・ダイバー』のお話は、読者層を意識してか何となく
週刊誌的といいますか…(笑)。
最初に中沢さんの著書を読むならやはりこっちかなぁ。
実は借りてきた図書館の蔵書には何故かⅣ、Ⅴ巻だけ
ありませんでした。
う~、気になる。。。
××市立図書館さん、お願いしますよ~



講演が始まるまでの間、会場近くの『喫茶 星霜』で
本を読みながら暇つぶし。‎
南天満公園のテニスコートの前にある小さなカフェです。
とても落ち着く空間。シンプルな内装がセンスを感じさせます。

本当はこの時期すぐ近くで開催中だった有名な造幣局の
桜の通り抜けを観たかったのですがあいにくの雨模様で
断念しました。



「ナカノシマ大学維持の為、募金代わりにお願いしま~す!」
と講義室の前で売っていました大学芋です。
懐かしい味ですね~

”大学芋”の由来については諸説あるそうですが、その中に
「昭和の初め頃、東京大学の学生が学費を捻出するために
 作って売ったのが始まり。」
というのがあるそうですよ。

早いもので。。。 [日記]

気がつけば4月ももう半ばを過ぎましたね。
暖かくなったり寒くなったりの繰り返しで季節の進み具合が
今ひとつ実感できませんが。

昨年の年末からすっかり冬眠状態で、PLAYLOGに関してもしばらく
更新が途絶えておりました。
何となく復帰の機会を失ってだらだらと過ごしていたのですが
次第に衰える記憶力に恐れをなし(笑)、やはり日々の出来事を
何処かに留めておきたく心機一転再スタートです。
ログ友の皆さんの所へも改めてまたお邪魔しますね!

そろそろいい加減目を覚まさなきゃ

ぽへぽへぇ~。。。

新年のご挨拶。 [日記]

あけましておめでとうございます。

随分とご無沙汰しておりました。
2009年終盤はすっかり更新が滞り、殆ど放置状態となって
しまっていたのですが新たな年のスタートを機会に
またブツブツと拙い言葉を綴っていきたいと思います。



本年が皆様にとって素晴らしい年となりますように・・・。

響きあい、連鎖するイメージの詩情@目黒区美術館 [アート]

今回は版画をメインとした展覧会です。
東急東横線中目黒駅で下車、緑豊かな目黒川沿いの遊歩道
を歩くこと20分程。
目指す美術館は図書館や児童館・体育施設などが立ち並ぶ
区民センターの一角にひっそりとたたずんでいました。



線の迷宮(ラビリンス)・番外編
''響きあい、連鎖するイメージの詩情'' -70年代の版画集を中心に
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【会場】:目黒区美術館[Link]
【会期】:2009年8月1日(土)~9月27日(日)

1970年代というのは日本の近代版画が独自の発展を
遂げ、新しい技法やメディアを組み合わせたユニーク
な作品が活発に制作された時期なのだそうです。
この展覧会は目黒区美術館が収蔵する70年代の版画集や
詩画集を中心にその多種多様な試みを振り返るという
版画作品が好きな私にとっては見逃せない好企画!

銅版画、木版画、石版画(リトグラフ)、写真製版
(シルクスクリーン)…。
一口に”版画”といっても実に様々な技法があるものですね。
会場では「1.連鎖するイメージ-黒の詩情」と題した静謐な
モノクロ作品をはじめ、カラフルなシルクスクリーンを中心
とした「2.連鎖するイメージ-色彩の詩情」、
文学と版画のコラボレーション「3.詩画集-言葉と版画」
の3つの章に分けてその多彩な世界が紹介されていました。

個人的には西洋の古い銅版画のイメージが好きなのでやはり
自然と「~黒の詩情」に展示されていた作品に目が行きます。

中でも柄澤齊さんのキリスト教の七つの大罪をモチーフにした
『贖罪領<七つの大罪による>』と、ランボーやカフカ
エドガー・アラン・ポーなど歴史上の人物を取り上げた
『肖像』シリーズに釘付け。(作品→[Link])
以前滋賀県立美術館でも作品を観る機会があり、個人的に
大注目の作家さんです。
嶋岡晨さんの詩に日和崎尊夫さんが版画をつけた詩画集『卵』
も素晴らしかった!

精緻極まりない漆黒の小宇宙。

実はお二人とも木口木版による作品です。

木版画というと、つい浮世絵などに代表されるような
日本独自の技法のように思いがちですよね。

浮世絵の桜の木を縦に切り出した板目木版に対して
別名西洋木版とも呼ばれる木口木版は、輪切りにした
黄楊(ツゲ)や椿、梨、楓などの硬い版木を用い
ビュランと呼ばれる先端を鋭く研いだ刃物で彫って
いくために細かい線による描写ができるのが特徴。
活字と同時に印刷できる事もありヨーロッパでは18世紀
末頃から書籍の挿絵などに盛んに用いられていたそうです。

ひょっとして今まで銅版画と勘違いしていたものも
随分あったのかな?
各技法の版の見本や作業工程を写真付きで解説したパネル
も展示されていてより理解が深まったような気がします。

区立の美術館ということで当初は小規模な展覧会を想像
していたのですが、展示作品も多く思わぬ程充実した内容。
本格的な銅版画用のプレス機を備えた工房もあって
期間中は様々なワークショップも開催されたようですね。
中には柄澤齊さんを講師に迎えて本格的な木口木版画の
体験コースも!
是非とも参加してみたかった…。

今回観て回った中でも1、2を争う展覧会となりました。
連日の美術館巡りの疲れにめげず行って本当に良かったです。


Saigenji@Motion Blue YOKOHAMA [音楽]

熊谷守一美術館の後は池袋からJR湘南新宿ラインで
一気に横浜へ移動。赤レンガ倉庫で行われたライブへと
行って来ました。



''Saigenji@Motion Blue YOKOHAMA''
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【日時】2009年9月20日(日) 21:30~[2nd.Stage]
【会場】Motion Blue YOKOHAMA
【出演】Saigenji(g,vo)
    太宰百合(p)
    小泉 "P" 克人(b)
    福和誠司(per)
【Set List】
 01. 風の轍
 02. BREAKTHROUGH THE BLUE
 03. 弧動
 04. TRAVELIN′UNDER THE SKY(新曲)
 05. UNDERCURRENT(新曲)〜弾き語り
 06. ビリンバウ〜弾き語り
 07. AMANECER(スキャット曲、新曲)
 08. LOST&TAKE (新曲)
 09. マガレーニャ
 10. ミュージックジャンキー
 ※アンコール
 11. ACALANTO
 12. なみま

赤レンガ倉庫の3FにあるライブハウスMotion Blue YOKOHAMA
は今回初体験。レトロでシックな赤レンガの雰囲気とは異なり
エントランスのトンネルはSFチックですね。
店内のテーブルや椅子、ソファの配色もとってもモダン。
でも何よりステージがすぐ目の前なのが嬉しいです。

広島県出身のsaigenjiさんは南米の民族音楽フォルクロ-レや
ブラジル音楽をルーツにジャズやソウル等幅広い音楽性を
取り入れてオリジナルの日本語詞に乗せて歌うギタリスト。
以前にも2回ライブを拝見しているのですがその熱い
ステージングがすっかりお気に入りです。

この日の演奏はほぼオリジナルでの構成で定番曲の
「Breakthrough the Blue」や「弧動」、「マガレーニャ」
新たな曲も4曲披露。次のリリースが楽しみですね。
ギターによる弾き語りの「ビリンバウ」は素晴らしかったなぁ。
ラストはsaigenjiさん自らの音楽への思い入れが沢山詰まった
曲「ミュージックジャンキー」。
アンコールのしっとりとしたバラード「ACALANTO」と
「なみま」の組み合わせも良かった!!

コール&レスポンスで客席と一体となったライブパフォーマンス。
今回もメチャ盛り上がりました。
あー、楽しかった!!
アルバム名:Medicine for your soul
アーティスト名:saigenji

近作の『Medicine for your soul』はとってもPopな
仕上がり。ガットギターの音色が心地良いです。



夕暮れの港町は素敵ですね。
横浜開港博も開催中とあって多くの人で賑わっていました。



ライブ前にちょっとリッチにバルコニーで軽めの食事。
しかしながら独りでいるのにはあまりに残念なシチュエーション。



ところで。
Motion BlueのHPのスケジュール見たら
えぇっ?暮れも押し迫った12月28日に再びSaigenjiさんの
ライブですか!?
どっどうしよう…。

でも多分また行っちゃうんだろうなぁ。(笑)
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